この記事を読むとスペシャルティコーヒーの概要がわかります。
スペシャルティコーヒーはコーヒー好きの間では既に普及しきったキーワードです。
改めてスペシャルティコーヒーについて考えてみましょう。
スペシャルティコーヒーとは?

スペシャルティコーヒーとは、個性が際立った質の良いコーヒーを指します。
消費者からは酸味やアロマなどフレーバーに特徴のあるコーヒーと表現もできます。
また、個性を際立たせるために浅~中煎りで提供されることが多いのも特徴です。
スペシャルティコーヒーの語源
スペシャルティコーヒーの語源は、アメリカのクヌッセンコーヒーのエルナ・クヌッセンの発言に遡ります。
Special geographic micro-climates produce beans with unique flavor profiles
(特別な地理的条件が特別な風味のコーヒーを生む)
地域ごとのコーヒーの味や香りの違いを肯定的に評価しましょう、という発言です。
逆に、スペシャルティコーヒー以前の時代では地域ごとの風味の違いが肯定的に評価される機会は少なかったのですね。
スペシャルティコーヒーの歴史
1970年代 | アメリカで高品質なコーヒー豆を求めるスペシャルティコーヒー運動が始まる |
1990年 | コーヒー生豆価格の暴落(第一次コーヒー危機) ⇒消費者国側から高品質・高価格な生豆によって価格維持を求める動きが起こる |
1997年 | 国際コーヒー機関が「グルメコーヒーの可能性開発プロジェクト」を開始 |
1999年 | ブラジルで世界初の「カップ・オブ・エクセレンス(COE)」のコンテスト開催 |
2000年代 | 日本でスペシャルティコーヒーのムーブメントが広がる |
現在はスペシャルティコーヒーは日本では定着している段階にあると思います。
一定以上の人口の街では、スペシャルティコーヒーを提供する喫茶店やロースターがあるのではないでしょうか。
カップ・オブ・エクセレンス(Cup Of Excellence, COE)

カップ・オブ・エクセレンスとは、生産国単位で開催されるコーヒーの品評会です。
その国でもっとも優れたコーヒー豆として、国内および国際審査員厳正な審査の末に選ばれます。
COEに選ばれた豆は公開の国際オークションで高値で取引されます。
スペシャルティコーヒーを味わう
スペシャルティコーヒーはどこで味わうことが出来るのでしょうか?
おもに次の3つの店で味わうことが可能です。
- 自家焙煎の喫茶店
- ロースタリー(焙煎所)
- 自家焙煎店やロースタリーから豆を仕入れている喫茶店
スペシャルティコーヒーを扱う店の特徴
スペシャルティコーヒーを扱っているお店には前面に出しているお店もあれば、特に押し出さない店もあります。
次の特徴に当てはまるお店はスペシャルティコーヒーを扱っていることが多いです。
※筆者の独断と偏見によるので、必ずしもすべてのお店に共通する条件ではありません
- コーヒー1杯の値段が500円~
- 豆売りに力を入れている
- 100g当たりのコーヒー豆の値段が700円~
おすすめのお店
スペシャルティコーヒーを扱うお店で、筆者おすすめのお店を紹介します。
GLITCH COFFEE&ROASTERS
都内に2店舗、国内に4店舗を持つ自家焙煎店。
こちらは最初に店舗を開いた旗艦店に相当するお店。
コーヒー豆は高いですが値段以上のクオリティで美味しいです。
LIGHT UP COFFEE
東京に3店舗を持つ自家焙煎店。
個人的に現在の東京のコーヒーカルチャーを代表するお店だと思ってます。
店主さんのブログも勉強になります。
MOKICHI珈琲
千葉県松戸市の隠れ家的な名店。
喫茶店の営業よりも豆売りに力を入れています。
気さくな店主さんが美味しいコーヒー豆を提供してくれます。
KIEIDO
埼玉県所沢市の自家焙煎店。
お店で淹れるコーヒーはネルドリップで抽出しています。
雰囲気の良い名店です。
もちろんコーヒーも美味しい。
まとめ
スペシャルティコーヒーとは、個性が際立った良質なコーヒーを指します。
皆さんの近くにもスペシャルティコーヒーを扱うお店がきっとあるはずです。
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